テレビ、見ないんですけど、数日前たまたまiPadでNHKプラス立ち上げたら音楽のライブ番組やってて、何となく見てたんです。そしたら、司会のウッチャンが、いきものがかりのYellって曲でピアノに挑戦！みたいなコーナーになり、ピアノ未経験の彼が、3週間とかかな？丸暗記の猛特訓で、本人と本番の「生放送」に臨む、っていう企画やってて。

なんて無謀なことをやらせるんだ（本人の希望ってテレビでは言ってた）と思ったら、やっぱり生放送の本番、あまりの緊張でボロボロで。バックバンドがフォローしてたから形になってたけど、もう演奏中、鍵盤に触れる指が、全部ガタガタ震えているのが、画面上で見えているんです。

芸能界であれだけ有名な、数十年のキャリアでテレビ慣れているはずの人でも、人前で楽器を生で演奏するというシチュエーションに置かれると、プレッシャーでああなるんだ、と改めて思いました。よく「練習は裏切らない」とかって言うけど、部屋でひとり練習してるのと、人前でやる「生の本番」は別次元。それを目の当たりにしましたね。あの恐怖にも似た緊張の瞬間。ミュージシャンは、日々それを乗り越えようとしているのです。

今、コロナ禍でライブの機会が無い人も多いです。そのライブの勘みたいなもの、失うと、取り戻すの大変ですよ。

そういう意味でも、昨日は7ヶ月ぶりにgo greenとして歌いましたが、いい機会をもらって感謝でした。ウッチャンほどではないけど、自分的にダメダメなところがあっちもこっちもだらけ。その後、出演者の皆さんと楽しく飲んで救われましたけどね。やっぱり人前でやるっていう勘は、体験の積み重ねで築くしかないですね。いい夜でした。

go green @Shibuya GABIGABI
2020/8/10

1. Sausage
2. Plum Baby
3. Sunflower