go green、アメリカへ行く(その7)〜 オースティンを歩き倒してみた(1) 〜

朝9時のオープン時間が来たので、さっそくAustin Visitor Centerへ向かい、街の地図、観光ツアーや街情報のフリーペーパーなどを紹介してもらう。荷物は1個$5で預かってくれた。午後4時くらいまでに取りに来てね、とのこと。ギターと迷彩キャリーバッグを預け、やっと身軽になって街へ。

Austin Visitor Center
http://www.austintexas.org/visit/plan-your-trip/visitors-center/


Red River Street周辺。6th Streetから少し北に外れたエリアで、おもしろそうなバンドのライブ企画をやるバーやクラブが固まっている。東京だと下北沢あたりの雰囲気かな。


その中の1つ、Mohawk

Mohawk
http://mohawkaustin.com/

外の壁に貼ってあったイベントのポスターがこれ。
インディーバンドの一度のライブイベントで、このクオリティーの手描きデザイン。素晴らしい!

サイケバンド周辺では、最近またこういう手描きデザインのイベントポスターがキテると思う。
音楽が熱い場所は、アートもまた熱くなるものだ。
バンドライブが盛んなオーストラリアのメルボルンでも、こういう感じではないでしょうか。

こういう絵を音楽への熱意で描ける人、東京にいませんか?
あ、ネットがあるんだから東京じゃなくても、日本の外でも全然大丈夫ですね。
描きたいって人、ぜひ連絡下さい!


お国変われば公共物のデザインも変わる。ってことで、これは歩行者用信号。


パーキングメーター。


テキサス州は1836〜1845年までテキサス共和国として独立していた時代があり、その名残りで現在も星条旗の横にはテキサス州旗(元テキサス共和国旗)が掲揚されている。公共の建物に1つ星のマークもよく見かけた。住民の州への愛着や誇りも、きっと強いのだろう。


テキサス州会議事堂。


アメリカ映画やドラマなんかによく出てくる、例のバス。


街の北方面にあるテキサス大学オースティン校 (University of Texas at Austin)。
地元ではUTと。ユニクロTじゃなくて(笑)

広いキャンパスには学生がたくさん歩いていた。お昼どきだったにしても、午前中の街が閑散としていたのに比べてここの賑わいは活気に満ちていた。中にはオシャレで垢抜けた学生さんもチラホラ。

キャンパスのメインビルディング、UTタワー。


よく見ると言葉が刻み込まれている。

“YE SHALL KNOW THE TRUTH AND THE TRUTH SHALL MAKE YOU FREE”

深い。


オースティンは平らな街と思いきや、こんな高低差のあるエリアも。


駐車場。坂に沿ってこんな建物作るかね(笑)



go green、アメリカへ行く(その6)〜 朝のダウンタウン 〜

ホテルに向かうも…

朝7時、ギターを背負い、キャンプグッズ入り迷彩キャリーバッグを転がしながらiPhoneのマップを頼りにひとまずホテルへ向かってみる。フェスの前日に到着した理由は、キャンプ前に1日だけホテルに泊まればバッテリーの充電もできるし、もろもろ態勢整えてフェスに挑めるし、せっかく来たからオースティンの街の散策も少しはできるかなと思ったからだ。しかし、予約したホテルのチェックインは午後3時。周辺のどこにもコインロッカーは無い。それまで荷物だけでもホテルで預かってもらえないかと思ったのだ。

たどり着くと、建物の道路に面した側に小さなガラスのドアが。しかし、中に続く廊下が見えるものの、鍵がかかっていて開かない。カードリーダーがあるので差し込まないと開かないのだろう。道路の角を曲がった先にも同じようなドア。やはり開かない。

うーん、早く着きすぎてロックされてるの?

にしても、ロビーも見えないホテルって何だ?

腑に落ちないままその場を後に。朝の散歩がてら、ダウンタウンの6th streetを歩いて街の観光案内所、Austin Visitor Centerへ向かう。ここは街の観光情報の提供やおみやげ販売がメインだが、荷物を預かってくれるサービスがあるらしいことをネットで見ていたのだ。

朝のダウンタウンは夜の喧噪の掃き溜めのような佇まいで、まぁ朝の歌舞伎町みたいなものである。開いている店も地味な地元のバーガー屋1軒だけ。音楽の中心地と言われるオースティンの中でも6th streetはメインストリートで、ライブをやる年季の入ったバーが多い。小綺麗からは程遠い、猥雑な雰囲気がそこかしこにプンプンしていて、正直嫌いじゃない。ハンブルクのレーパーバーンと似た匂いもあるけど、もっとこじんまりしていて怪しげである。

Visitor Centerは9時開店で、あと1時間くらいある。そうだ、朝ごはん食べよう。Visitor Centerの周りだったら観光客も多いし、きっと朝開いているチェーンのバーガー屋くらいあるだろう、という読みだったが、これがなかなか無い。どうも日本の繁華街の感覚で、飲食店がいくらでもあると思ったら違っていた。この周辺は電車の駅もあって、高級ホテルも近いエリア。その割に開いている店が全然ない。スタバが開いていたけど、ちょと違うと思いパス。

その後、クレープの店が開いているのを見つけて、地元感出ているので入ってみることに。Breakfast Setらしきものがあったので、ハムチーズエッグのクレープ、コーヒーに軽くフルーツがついたセットを注文。

店内は最初空いていたが、時間とともに客が増えてきた。周りのホテルの宿泊客が多いようだ。クレープは特に何てことも無かったがヤケに重かった。フルーツもミックスフルーツ缶に生のぶどうを加えたようなもので普通。でもゆっくりできたからよかった。コーヒーもおかわりもらって。

$10ちょいでキャッシュ払い。お釣りを持ってこようとしてくれたので、それをお断りして店を出る。

そう、ここはアメリカ。「チップの国」デビューだ。

go-green、アメリカへ行く(その5)〜 Austinに到着 〜

Thursday, May 7, 2015

長いフライトの末、ようやく到着したのは早朝のAustin-Bergstrom International Airport。急いで移動する必要もないのでゆっくり飛行機を降り、ちょっと休憩してから空港を出ると、ちょうど夜が明け始める時間。

空港から街の中心部まで行くため、MetroBusというAustinローカルのバスを待つ。同じ便で着いた人たちはそれぞれ移動手段があったのか、他に誰も待っている人はいない。客待ちのタクシーだけが長い列を作っている。

空港を出て外気に触れた第一印象は、「蒸し暑い」。台風のような生暖かい風が強めに吹いていて、湿度がやたらと高い。まるで熱帯の国に来たみたいだ。そして道路の反対側には林があるのか、木々の中からものすごい数の鳥の鳴き声がシャウトしまくっている。本当にアメリカなのか、ここは。

後でフェスからのメールを見て知ったのだが、到着2日前の夜から朝にかけて、この時期のオースティンにしては非常に珍しく大雨が降ったらしい。何でも1919年以来の記録的大雨だったんだとか。この雨で地盤が緩んだりした影響で、主催者側は開催直前に急遽ステージの場所の変更を余儀なくされたり、対応に追われて大変だったらしい。

ウェブで見ていた天気予報で、期間中を含む週間予報に毎日雷雨マークがついていて、「本当に大丈夫かこれ?」と思っていたけど、そんな状況だったとはね。いやいや、僕は雨男じゃありませんよ。

MetroBusについては前もって調べていて、何と専用のアプリがあったので旅の前にiPhoneに入れておいた。ルート検索や時刻表があるほか、このアプリで1日パスも簡単に買えた(Premium Day Pass: $3.50)。何て便利なんだろう。

バスがやってきたので乗り込み、入口でアプリを立ち上げて運転手さんに見せると、彼がちゃちゃっとアクティベートしてくれた。これで24時間のパスが有効になる。街中のバス乗り放題、小銭の用意なんて全く不要だ。ただ、全く土地勘がないので、街中を縦横無尽に走るバスの住所やルート番号で行き先のイメージがしにくくて、そこはうまく使いこなすことができなかったな。

MetroBus
http://www.capmetro.org/metrobus/

 

出発して途中いくつかの停留所で、これから出勤するであろう人が何人か乗り降りしている。ホテルやお店の従業員の人が多いようだ。

早朝からお疲れさまっす、いや、仕事を終えて帰る人もいるのかもしれない…、

などと考えているうちにふと気がつくと、日本のバスみたいに「降りますボタン」が無い。

どうやって運転手に知らせているのかとよく見ると、車内の壁に張り巡らされた1本の黄色い紐が。降りる人がこの紐を引っ張ると「次停まります」っていうことらしい。

空港から30分弱でオースティンの中心エリアに入った。降りたかったバス停は他にも降りる人がいて、紐を引っ張ることはできませんでした。

go green、アメリカへ行く(その4)〜 Lucho(ルーチョ)はできる子 〜

サンフランシスコ〜オースティン間は時差2時間で、実際の飛行時間は3時間半。羽田〜サンフランシスコの飛行時間が9時間だったのに比べれば楽勝。23:55発、05:33着という時間帯だったので、ここは爆睡で過ごそうと思っていたら、そうは行かないのが旅の気まぐれである。

左右2席ずつしかない小さめの飛行機で隣の席だったのが、14歳の少年、名はルーチョ。

機内に1人マイサッカーボールを持ち込んでるので、アメリカ人にしては珍しいサッカー少年かと思ったら、ドラムもサックスもベースも弾くし、スペイン語も話すし、サムスンのスマホを完璧に使いこなしてまだ3ヶ月の妹の動画を見せてくるし、アラスカからハンティングの研修の帰りだとか言ってるし、妙に旅行慣れしてるし、変な絵をドローイング用シャープペンで描き始めるしで、年頃の子らしく何事にも興味の幅がハンパない。

当然僕の日本の話にも興味津々で、お互いの国のお金を見せ合ったり、質問攻めで話が止まらない。「彼女いる?」「子供はいる?」「何歳か当てようか?」あたりの話もさることながら、日本がオースティンから14時間も先に行ってること、お金の単位がドルより2桁多いことに目を丸くして驚いてるのがなんかカワイイ。

おかげでほとんど寝れなかったけど、楽しいフライトをありがとよ〜、ルーチョ。

そして彼から、オースティン訛り気味のアメリカ英語の聞き取りにくさを学んだのでした (汗)

go green、アメリカへ行く(その3)〜 下準備もろもろ(グッズ編) 〜

【サバイバルグッズ】

フェス会場とキャンプサイトは牧場の牧草地ということで、キャンプするとは言ってもさほど過酷な環境ではない。とは言え、キャンプで寝泊まりする以上、ある程度の備えは大事ですよね。

僕はキャンプ自体は本当に久しぶりですが、小学生の頃は夏休みに家族で車にテントを積んで東京から九州までキャンプしながら旅行した経験もあって、そういう子供時代の体験っていうものは、何十年経っても忘れないものなんですよね。だから必要なものだけ揃えば、あとはどうにでもなるっていう、妙な自信みたいなものはあるんです。

むしろ遠い昔に忘れ去っていた野生の勘みたいなものを取り戻せるような、ワクワク感に満ちた気持ちになります。

しかも、行き先が行ったことのない外国なだけに、これはなおさらですね。

以下、今回の旅に合わせて用意したり購入したりしたものを紹介します。もし気になるものがあったらAmazonのリンクも貼ったので、そちらで詳細などチェックして下さい。

 

【住まい関係】

今回、テントとフライシート、グランドシートのセットは実家から拝借、さらに何とその子供時代のキャンプで使ったゴム製エアマットも復活。

グリーン×オレンジのカラーリングとゴムの質感が何とも懐かしく、しかも後に実際使った場で再び大変役に立つことになるのです。

ゴム製エアマット(藤倉ゴム製)。息で空気を入れて膨らますと、このサイズが…、


こうなります。フカフカ。多少デコボコした土地でも問題なし。マウスでサイズ感伝わるかな(笑)
相当古いものなので、現在は入手不可と思われます。


なにしろ飛行機での移動なので、荷物は極力減らしたい。シュラフ(寝袋)も持って行くか迷いましたが、今はネットで現地の天気予報も簡単にチェックできる時代。5月のオースティンは1日の平均気温が下で19℃、上で30℃程度だったので持って行くのはやめました。

代わりにシュラフの内側に入れる薄い生地でできた「インナーシュラフ」なるもの(ロゴス(LOGOS) 寝袋 シルキーインナーシュラフ(ブルー) 72600320)を発見。こんなもの昔は無かったなぁとつぶやきながら、暑いテントの寝床で1枚あれば役に立つかもと購入。

それと、敷いても掛けてもいいようなインド綿のマルチカバーを1枚、さらに、シュラフを外して空いたスペースに収まるミニサイズの折りたたみチェア(キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) パレット コンパクトチェアミニ ライトグリーン M-3917)を購入。

 

こういう薄い、小さい、しかも機能的なものを買うことで、なかなかぜいたくなキャンプになりそうで、ひとり気分が上がる僕なのであった(笑)



 

【小物関係】

キャンプと言えば昔は飯ごう炊飯、今はBBQでしょうが、今回の場所は火の扱いは一切厳禁、食べ物は基本的に売店でっていうルールだったので、調理器具系は持ち込みませんでした。

その代わり、小物関係でまず何より大事だったのは…、

「牧草地での3日間、どうやってスマホの電源を確保するか」

でした。

Wifiが無いのは当たり前にしても、写真撮ったり、その後の旅行に必要な情報もスマホに入っているので、これは一番のポイントです。

前に乾電池式のチャージャーを持って旅行に行ったものの充電のパワー不足にちょっと困ったので、今回はネットで探したところ、リチウムイオン電池式のモバイルバッテリーを発見。いろいろ見比べて、
Amazonで人気だったこのバッテリーを買いました( cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー)。

フル充電8時間位で、僕の古いiPhone4sが3〜4回フルチャージできました。本体もコンパクトでちょうどいいサイズ。いくら強力でも、デカい重いでは旅行用の意味ありませんからね。その点、とても納得のサイズと品質でお値段もそこそこ。最近めっきりバッテリーの減りが早くなった僕のiPhoneにとって、強力な助っ人となってくれました。

 

タオルも意外とかさばるんだよな〜、と思い、ついその薄さ/コンパクトさに惹かれて買ってしまったのがこちら( (モンベル)mont-bell マイクロタオル フェイス 1124395 SURF サーフ F )。

マイクロファイバー製で、いわゆる「メガネ拭きのちょっと厚いの」な質感は否めませんが、車のボンネットを拭く用みたいなゴワゴワ感はなく、肌触りはソフト。折りたたんでケースに入れた姿が手のひらサイズで実にかわいい。


吸水力抜群とのことだが、今回はそれほど出番がなく、真の実力は次回以降に期待です。

そして、一応念のためにワイヤーロック( ハンディーワイヤーロック 暗証式 【盗難!置き引き防止に】(色はお任せ) 日本語解説付き )と、テント入口用兼飛行機預け荷物用のTSAロック。

みんなある程度の金額を払ってキャンプサイトに入っているわけだし、何より音楽を楽しむ場なので、盗人の警戒なんかするのはヤボすぎると思いつつ、一人旅だし、つまらんものでも盗まれたら気分悪いので、その辺の気分の保険として購入。

まぁ実際のところ、わざわざ昼間に誰もいないテントに侵入して物を盗むアホがいるわけもなく、ここは杞憂に終わって良かった。周りでテントに鍵かけてる人もいなかったです。

 

その他、ダイソーとキャンドゥで集めた100均グッズの数々。今回天気予報で毎日雷雨の予想が出ていたので、雨対策にいろいろ役立つものがありました。

・携帯用ポンチョ
・長さ5cm程のミニLED懐中電灯
・スマホ用防水ケース(透明な袋に入れる→雨に濡れても上から操作できる)
・旅行用枕(空気で膨らますタイプ。飛行機でなくテントで使用)
・衣類圧縮袋(大、小。丸めて空気を逃がすタイプ)
・折りたたみ水筒(空だとクルクル丸められるやつ)
・携帯用除菌ウェットティッシュ

どれも使いましたが、特に一番役に立ったのはミニLED懐中電灯でしたね。雨上がりのフィールドはあちこち泥のぬかるみだらけ。これが夜になると照明の当たらない足下だと全く見えない。

キャンプサイトでもメイン道路は照明があるけど、そこから自分のテントまでの足下が真っ暗。

キーホルダーにつけておいて、パンツのポケットからいつでも手に取れるようにしておいたのが大変役に立ちました。よく登山の人が使う、頭につけるタイプのライトをつけてる人もいましたが、それよりこっちの方が簡単で安くて便利です。


スマホ用防水ケースはフェス会場で小雨の中いじっていたら、横に立っていたお兄さんに「それ、どこで買ったん?」と聞かれました。

オレ日本から来たので…、と言ったところで「あー」と納得されました。100均の説明まではしませんでしたが。まさか100円グッズとは思わなかったでしょう、きっと。

 

そんなこんなで、今回の荷物を全部合わせてパッキングしたのがこちら。


なかなかのコンパクトさでしょ。

左の迷彩キャリーバッグにほとんどのグッズが入っています。

そして、右の黒いのはギターです。

そう、ギター持参で行ってきました!(アホ)

このギターは前から持っているもので、何とネックが縦に折れるタイプのフルサイズのアコギ。

Voyage-air Guitarというアメリカのブランドのものです。

ギリで機内持ち込みサイズをクリアするので、背中に担いで飛行機に乗り込み、

座席上の収納棚に入れることのできるスゴいヤツです。



go green、アメリカへ行く(その2)〜 下準備もろもろ(チケット編) 〜

旅行って、出発するまでにいろいろ段取りしたり、買い物したりっていう「下準備」が一番楽しかったりするんですよねー。今回もまさにそのパターンでした。その一部をご紹介します。
 

【フェスのチケットを買う】

LEVITAIONのウェブサイト(英語のみ)を見てもらえば分かりますが、これが非常によくオーガナイズされているサイトで、イベントの詳細はほぼここでわかります。チケットはここで直接購入しました。

買う時期で割引などあるようですが、僕が買った2015年3月中旬の時点で、3日間の通しチケット(Weekend Pass)が$165.00、これに発券手数料とSales Tax(テキサス州は8.25%)が$22.06加わって、合計$187.06。3日間の通し券ですよ!フジロックと比べて下さいよ。

会場に隣接してWeekend Pass購入者のみが利用できるキャンプサイトがあって、このチケット(Camping Pass)も購入。Camping Passは$75.00、手数料Taxが$11.72、合計$86.72。

両方合わせて$273.78でした。1ドル120円、実際引き落しに使ったクレジットカードが手数料込みで123円台のレートだったので、大体1日11,000円くらいで祭典と寝床を確保した計算です。

その他、フェス1日券が$65、VIP的なエリアを楽しめるDeluxe Upgradeが$100。キャンプサイトでは車で来る人の駐車券が別売りのほか、キャンピングカー専用のチケット、さらには手ぶらでキャンプオッケーのベッド付き高級テント宿泊コース$200〜$300なんていうものもあって、チケットのバラエティの豊富さにびっくり。

要は「お金がある人にはアップグレードコースも用意していますよ」という選択肢を用意してあって、この辺は上手いなーと思いました。僕はもちろん買いませんでしたけど。

チケットは全てオンラインで購入/決済完了。フェスの1週間前の週にメールでバーコード入りのチケットがPDFファイル添付で届く。それをプリントアウトして持参するか、PDFファイルごとスマホに保存して現場入口でその画面を提示すると、パスのリストバンドを発行して腕に巻いてくれるっていう段取り。すべてウェブサイトに書かれていた通りの手順で、実際何の問題もありませんでした。とってもスマート。

 

【ESTAの申請】

アメリカに初めて旅行で入国する際に、前もってやっておかなければならない必要な手続きがESTAの申請です。アメリカ大使館のサイトからオンラインでウェブ申請できます。

日本語のページなので問題は特にありませんが、パスポート情報に始まり、職業、滞在先など、けっこう入力する項目がたくさんあって時間がかかるので、早めに済ませた方が無難だと思いましたね。

料金は一律$14.00。支払いはクレジットカードかデビットカードのみです。これで一度承認をもらうと2年間有効だそうです。

米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-esta2008.html

 

【フライトチケット】

今回、飛行機はすべてユナイテッド航空での移動でした。ネットで調べてたまたま一番安かったからです。羽田からサンフランシスコで乗継ぎしてオースティンというスケジュールでした。

実際の飛行時間は、羽田〜サンフランシスコ間が約9時間、サンフランシスコ〜オースティン間が約3時間半。

今回初めてのアメリカということで、入国審査に何か手間取って乗継ぎに遅れないようにとのチケットを取った旅行会社の配慮(?)で、サンフランシスコでの乗継ぎ時間が5時間半ありまして、全部足すと…待ち時間も入れて18時間!って(汗)

結局終わってみれば、サンフランシスコへは時間通り到着、一旦荷物を受け取ってからの入国審査も特に問題なく済んだので、もうひとつ手前の乗継ぎ便でも良かったんですけど、まぁ海外の旅は何が起こるかわからないものなので、余裕持って移動できて良かったです(ちなみに僕はそれほど海外へ行っていない割に、過去に飛行機の遅延による経由地での宿泊が2回、ロストバゲッジの経験も1回あります)。

そんなこんなで、フェス前日に到着する予定で、5/7の深夜1時に羽田を飛び立ち、サンフランシスコに現地時間5/6の6:15pm着、サンフランシスコを11:55pmに出てオースティンに翌5/7 5:33am着という、日付を行ったり来たりするフライトで行ってきました。

 


San Francisco International Airport. Killing time for connecting flight to Austin!

 

【ホテルの予約】

今回、フェスの3日間はキャンプするので関係無かったですが、1日前に到着して翌日に備えたかったため、1泊だけオースティンで宿泊先を探しました。

ネットでいろいろ調べてみましたが、ホテルはどこも値段が高い(円安だし)! 一人旅でホテルに大金はたくほどバカバカしいことはないと思っているので、安いところを見ると中心街から外れたモーテルばかり。

最近のホテル探しのウェブサイトには必ず実際に泊まった人の評判が載っていますが、そうしたモーテルの評判が、これまたどこもかしこも悪い悪い(笑)。たぶんアメリカ人はこういうコメントや評価に辛口な傾向があるかなーとも思いますが、それにしても辛口コメントの連続を見てると、さすがに泊まる気も失せてきます。

そこでギリギリまで検討していたのがAirbnbでした。知っている人も多いと思いますが、これはホテルでなく一般の地元の人が、空いている自宅の部屋やベッドを低価格で提供して、これをネットで簡単に予約や支払いができるようにした仕組みです。街の中心近くで部屋(というか居間のソファーベッド。Futonと書いてあった)が¥5,600程度であるのを見つけて予約する直前まで行ったのですが、ちょうど今日予約するぞっていう日にその部屋がサイトから消えてしまい、あきらめました。後日また掲載されていたので、きっと何かの都合だったのでしょう。

安いけどプライバシーはさほど無い。代わりに、ホストが親切だったら地元の情報も教えてもらって初めての街を楽しみやすい、といったメリットはあると思います。次回どこかに行く時は、また選択肢のひとつに考えたいです。

それで最終的に使ったのは、ネットで見つけたHotwireというサイト。ここの特徴は、地図上で指定されたある範囲のエリアのホテルにかなりのディスカウント価格で泊まれる、ただし実際そのエリアのどのホテルになるのかは予約を確定して初めて分かるというシステム。

歩いて帰れるエリアが良かったのでダウンタウンで指定してみたら、1泊$61のオファーを見つけたので速攻で予約。税/サービス料込みで$77.05。定価の半額以下でした。

まぁホテルの定価っていうものも実際あるのか無いのかよくわかりませんが、何となくお得感はありますね。お客は安く泊まれるし、ホテル側もホテル単独でなくエリア内の複数のホテルで空き部屋を融通し合えるっていうような仕組みではないでしょうか。キャンセルできないなど制限はあるけど、ホテルの設備は予約前に大体分かるし、なかなかいいシステムだなと思いました。今回、価格でExpedia、Hotels.com、Booking.comあたりを完全に圧倒してたし、全然オッケー。

Hotwire
http://www.hotwire.com

go green、アメリカへ行く(その1)〜 行き先はAustin 〜

先日、初めてアメリカに行ってきまして、無事帰ってまいりました!

かなりレアな体験や旅ならではのドタバタも経験してきたので、その模様をご紹介したいと思います。

行き先はテキサス州オースティン

日本からの初アメリカで、なかなか行くところじゃありませんよね(笑)

なぜかと言うと…、

ここで毎年開催されて今年で8回目となるサイケデリックロックのフェス、

LEVITATION」に行くのが旅の目的なのです。

今年は5月8日(金)〜10日(日)の3日間。去年までの”Austin Psych Fest” から、今回 “LEVITATION” に名称が変更されたものの、イマイチ浸透していない感じでした。

確かイベントのFAQに名称変更の理由として「あちこちで似た名前のフェスが開かれるようになったから」みたいなことが書いてあったけど、Austin Psych Festの方がパッと聞いて分かりやすいと思うんですが…。

もっともLEVITATIONっていうのは「空中浮遊」っていう意味で、サイケ感をうまく表しているからそのうち定着するかもしれません。


LEVITATION2015のポスター。サイケ感抜群!

 

このフェスを見つけたのは去年の秋、たまたまネットで見ておもしろそうと思ったのがきっかけ。
その後、バンドのラインナップが発表されて、その豪華さに「もう行くしかない!」と…。


【なぜ今サイケ、そしてLEVITATIONなのか?】

日本では相変わらずさっぱりですが、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどを中心にここ数年、サイケリバイバル的な動きが活発化しています。もともと1960年代の中盤から70年代初頭にかけてヒッピーカルチャーも巻き込んで全世界で盛り上がったムーブメントですが、この時代の音楽にインスパイアされつつ、新しいサウンドを作る若いバンドも近年たくさん出てきていて、再びちょっとしたムーブメントにまで広がってきていると僕は感じています。

そして、もともとサイケデリックロックの影響を強く受けていて、ゆえにそれがついつい色濃くサウンドにしみ出してしまっている(笑)go greenとしては、最近のその動きがホンモノなのか現地で触れて確認したい、そしてこのフェスこそ今、それを確かめるのに世界で一番ふさわしい場所だと思ったのです。

LEVITATION (Austin Psych Fest)
http://www.austinpsychfest.com/