R.J.カトラー監督のビリー・アイリッシュのドキュメンタリーを見た(Apple TV+)。今をときめく彼女の、カッコいいところだけつまむんじゃなく、カッコ悪いところも相当さらけ出してる。
そして見ててすぐに頭に浮かんできたワードは
「ガラスの10代」
危うくて脆くて、噴出する体と心の内なる暴走を自身で止められないもどかしさ。本当は誰でも10代後半に体験しているはず。
それをわがままとして押さえつけず、悩みながらも支え続ける両親の姿に尊敬の念を抱いてしまう。
妹と兄と両親のファミリービジネスとか言われるかもしれないけど、これはこのファミリーがいなければ絶対に起きなかった奇跡だと思った。
古くはジャクソンファミリーもそうだったろうし、アメリカには何かそういう土壌があるのかもしれない。
ファンの95%以上が同世代の女子なのはキーがあくまで歌詞なのであって、みんなライブで一緒に歌いながら泣いているのは自分に置き換えてしまうからだろう。
あの暗さこそリアルだし、歌録りしながらちょっと大声になったことをダサいって即NGにしたがるのもリアルですごいよくわかる。その感覚。
ティーンの感性で去年のグラミー総なめ。では、20年後の彼女はどうなっているだろうか。
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