RIDE + Modern Art

RIDEで一番好きな曲と聞かれたら、僕はやっぱりVapour Trailと答えますな。シャリシャリのリッケンバッカー(たぶん)のギターに漂っている「ちょっと音痴な」チェロの単音フレーズのリフレインがたまらん!(>_<)

前回の「どうしたって好きな音」の話と合わせて、僕の好きな感じ、わかって、つながれる人、いるかな?

無理かな。

言葉にしようとするとますます上手く伝わらないって、現代美術の展覧会に行った時に感じる矛盾と一緒だな。
解説は理解するツールにはなるが、逆に邪魔することもあるっていう、ね。

だからそもそも作り手は言葉じゃなく、作品で伝えようとしているんだし。
でもそもそも解説が無いと楽しめないアートって何よ? とか、
楽しむだけがアートじゃないんじゃ?とか、
そうやって答えのない堂々巡りが続くのね。

まーぁ、だから面白いんだけどね。結局「好き」か「好きじゃない」しかないんだし。
でも、高度な作品の中には、若い時嫌いだったのに、
年取ってくるとだんだんと染みてきて好きになったりするものもありますよね。

そう思うと、アートも音楽も、人生の長ーい営みに付き合えるような深さや重みがあって、
それが時代を超えて響くようなものだといいよね。

しかも、それをもし自らの手で作ることができたなら…、
「神」という言葉があまりに安くなってしまったこの国で、
双璧を成すほどに安くなってしまったこの言葉。

あえてそれを使うなら、「奇跡」が起きるかな。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *