どうしたって好きな音

昔からどうしたって好きな音っていうのが誰にでもあると思うんですけど、僕の場合、それは「チェロの音」なんです。

記憶にあるところでは、中1の時初めて聴いたビートルズの「Strawberry Fields Forever」の衝撃。

いやもっと前、小学校高学年の頃テレビの日曜洋画劇場で何度か観た「小さな恋のメロディ」で、主人公の小学生ダニエルが音楽のクラスで弾かされていたその音。

いやいや、もっと遡ると、小学校1、2年生の頃、お昼休み後の掃除タイムか、放課後に、よーく校内放送で教室のスピーカーから流れていたサン=サーンスの「白鳥」。チェロとハープだけのシンプルな曲。

たぶんその辺りが原点だと思います。

(知らなくて、もし興味ある人は、自分で調べてね)

でも正統派のオーケストラでバーンと鳴っているのには、あんまり興味が無かったなぁ。

だもんで、裸で、単音のそれがロックに乗っているという時点で、もうどんなバンドでも自動的に30点位スキ度が増すんですよねぇ。

先日渋谷の残響shopにお邪魔して購入したメルボルン発LauraのTwelve Hundred Timesは、それを思い出させてくれて当然スキ度アップの上、昔ドハマりしていた初期RIDEに近い感じで好感触。

普段ザラザラした音が好みなので、このアルバムのギターノイズは粒子が細かいというか、つまり全体的に僕にはかなりハイファイな印象の音作りに感じましたが、その分、メリハリも効いていたので、それもまた新鮮でした。Nao AnzaiさんGJ!!*\(^o^)/*

Laura – This Grey Earth
http://youtu.be/17Vuc12Q_8I

Time Slip – 子ども時代、最も影響を受けた映画

 

最近iPhoneやiPadを手に入れたおかげで、YouTubeがますます身近になりました。昔のなつかしい映像や見たことない映像がいつでも見られるのって、改めてすごいですねぇ。そんな中からひとつ。

Melody(邦題:小さな恋のメロディ)

子ども時代、最も影響を受けた映画。映画館でなくテレビ、まだ淀川長治さんが毎週「サヨナラ、サヨナラ」言っていた日曜洋画劇場で2回は見たと思う。8〜9歳で同じ年頃だった僕は、ストーリー展開と主人公メロディのあまりのかわいさにキュンキュンしたのを覚えてます。

あと、ロンドンの街の活気や生活スタイルにすごいカルチャーショックを受けた。同じ子ども社会でもイギリスのスケールのデカさに驚き、「自分はなんて子どもなんだー」なんて。映画だけど完全にリアルだと思ってたっけ。そのくらい子ども達の演技が自然だったんだな。

欧米の音楽に目覚める前だったけど、この時もう欧米カルチャーの洗礼を受けていたということだろう。ビージーズが切ないです。

 

これを見てしばらくたって、僕はクラスメイトに恋をして、自分の「メロディ」を見つけた。その思い出をテーマにできた曲が「Time Slip」。歌詞にこの映画のタイトルが入っているのは、そういう意味だったのよ。

Melody Trailer




go green / Time Slip

※↑↑歌詞をsoundcloudのページにアップしました。プレイヤー下のリンクからどうぞ!(2/14)