Hello Jakarta!!!

Austinの旅行記がまだまだ途中なのですが、実は今、go greenは、とあるミッションのためインドネシアの首都、ジャカルタに来ています。

Good morning, Jakarta!

Cars, cars, cars and bikes, bikes, bikes. It’s too risky for morning walk around the hotel, isn’t it? And it also shows the boundless power of this city.

何のミッションなのかは、また後日改めてお知らせしまーす。

go green、アメリカへ行く(その10)〜 初めてUBERを使ってみた 〜

Friday, May 8, 2015

朝食もそこそこに、チェックアウトの準備とフェス会場への移動をチェック。

この日、フェスの会場は午後からオープンだったが、キャンプサイトの宿泊者は受付が午前10時に始まり、テントを張る場所は「早い者勝ち」とウェブに明記されていたので、できるだけ早めに行こうと思っていた。

問題は、ホテルのある街の中心エリアから、フェス会場である「牧場」までの移動手段。

運営側でフェス期間中だけ臨時のバスを街から会場へ走らせることになっていたが、キャンプサイトの入口はフェスの入口と違う場所であること、朝の時間は運行していないこともあって使えないという説明があった。

ここで勧められていたのが、普通のタクシー、そして最近日本でも話題になりつつある「UBER」、アメリカではそのライバルとして急成長している「Lyft」だ。

出発前に下調べした段階で、UBERは日本語版のアプリをiPhoneにダウンロード済み。このアプリで海外での利用も問題ないし、PC等からウェブサイト経由で利用状況などの確認もできる。

UBER
https://www.uber.com/

アプリへの登録方法は、氏名、メールアドレス、携帯電話番号を入力、パスワードを設定して、支払用のクレジットカード情報を事前に登録するだけ。

顔写真はできれば分かりやすいものを自撮りしてアップしておくと、現場でドライバーが道路で待っている自分を確認しやすいし、顧客としての信頼度を相手(ドライバー)に伝える意味でも良いかもしれない。

日本では規制の関係で黒塗りハイヤーに利用が限定されているが、アメリカでは予算や利用シーンに合わせてUBER X、TAXI、BLACK、SUV、LUXなどの車種(グレード)が選べる。

僕が使ったのは、当然一番安いUBER X。これは日本で言うと白タクということになるのだろうが、UBERに登録されたドライバーが、自分の車を使って乗客を運ぶ運転サービスだ。

アプリを立ち上げると、自動的に現在地の地図(google map)が表示され、車種を選ぶと、即座に近くにいる車のアイコンが数台、もう地図の上を行ったり来たり動いている。

乗りたい場所を地図のピンで指定。もちろん表示されている現在地を指定してもいいし、少し離れた広い通りに動かしてもオッケー。

次に目的地を入力。何しろ行き先は「牧場」だ。周りに分かりやすい建物などあるはずもなく、ウェブにあったキャンプサイト入口の住所をコピペしてそのまま入力。

 

すると…、アプリが地図の上に目的地までの最短距離の行き方を自動的に表示、なんとこの時点で、料金の見積まで出てしまうのだ。

スゲー!

それで配車を申し込むと、一番近くにいる車がやって来る。その時点で、その車の写真、メーカーやモデル、ドライバーの名前と顔写真、あと何分で到着するかのカウントダウンが表示されるので、それが現れるのを待つ。

 

そして……、そいつは時間通りに現れた。申し込んでからわずか2分ほどだ。

Hi!と軽く挨拶を交わして早速荷物をトランクへ入れてから、後部座席に乗り込む。

一番安いUBER Xと言えども、年式や走行距離が一定の基準を過ぎた古い車は使えない規定になっているようで、普通のセダンだったけど、車内はきれいだし、乗り心地も良かった。

さて、乗り込んだ時点で、行き先を不慣れな英語で説明する必要なんてない。

なぜなら、ドライバーの方も既に僕の情報と目的地が表示された最短ルートの地図をスマホに共有しているからだ。ここが画期的でしょ!

走りながら両者のアプリに走行中の車の位置がナビ表示されている。これなら、わざと遠回りして料金を上乗せするようなこともできない。

 

車内では、「日本から来た」「おー、良く来たねぇ」「フェスの会場に向かっているんだ」「何のフェスだい?」「サイケデリックロックのフェスだよ」「へー、そんなの知らないなぁ。それを日本から観に来たのか!」

なんて感じの世間話をして、

「実はアメリカに来たのも初めて、UBERを使ったのも初めてなんだよ」

と言うと、そこからはしばらくUBERの使い方や仕組みの説明や、日本では規制がガチガチでハイヤーしか無いんだよ、などの話。

すると、そのドライバーさん、オースティンから南西100kmほどのサンアントニオという街の出身なんだけど、その街も前はUBERはけっこう自由にやれてたんだけど、途中から業界団体なんかの圧力がかかって、今は昔より規制が厳しくなった、みたいなことを言っていた。

つまり、アメリカでも都市ごとにUBERの営業に対する規制は違うということらしい。その点、オースティンではUBERの利用は自由度が高く、かなり受け入れられているようだ。

 

そう言えば、オースティンで最近始まった新サービスで「UBER POOL」というものもあった。これは行き先が同じ場所だったら、途中で乗れる人は乗って目的地まで行けばみんなでワリカンできる、つまり「乗り合いタクシー」みたいなものだ。これはヒッチハイクの文化が残るクルマ社会のアメリカならではだなーと思った。まぁ確かにみんなで行けば、料金も安いしね。フェスに行く!っていうのは、このサービスを利用するのにいい機会かもしれない。

そうこうしているうちに、目的地に到着。実際はその住所からしばらく奥に入った先に広い駐車場があり、そのまた先がキャンプサイトの受付だった。ちょっと目的地からズレたけど、さすがにそこを歩くのは大変だろうと思ってくれたのか、ドライバーさんは駐車場まで乗せてくれた。すでに駐車場の手前で車が20台ほど並んで待っているのが見える。

 

そこで停めてもらい、さあ料金を払わなくちゃ。

いやいや、それも必要ないのです!

なぜなら、着いた時点で見積を元に算出された料金が確定して、あらかじめ登録したクレジットカードからその場で引き落とされるから。

 

チップも不要。つまり、お客もドライバーも一切現金を持たずに移動できるっちゅうことなのです。

そして、ドライバーには後日、その金額から手数料など引かれた金額が、口座に入金される。

 

ネット上ではUBER Xにチップはいるかいらないかという議論も見かけたけど、基本的に全てキャッシュレスで動くのがUBERの存在意義としたら、よほどの事でもない限りチップは要らないのではないだろうか。実際、今回のドライバーさんもトランクを開けて荷物を僕が取り出すと、「そんじゃ、楽しんで。ありがとう!」って行ってしまったし。

それより彼が言っていたのは、乗車した後にそのドライバーがどうだったか、星5つで評価する項目があって、その評価のことをとても気にしている様子だった。これはドライバーもそのお客がどうだったか同じ様に評価する仕組みになっているのだが、ここでもしも評価を下げてしまうと、後々仕事を続けるのが難しくなっていくらしい。もちろん彼には、星5つの満点評価を出しておきました。

 

ここまで読んでもらったら分かるように、今回利用したUBER Xは、タクシー(いわゆる運転のプロ)じゃない人の車に乗るという乗客の不安をどうしたら取り除けるのか、そこでネックになるであろう問題点を、徹底的にITの力でつぶしているように思う。

結果、待たされる事もなく、タクシーより安い値段で、行き先に最短距離で、現金を一切使わないで、到着することができた。

なんて便利なんだろう!

こういうのを本当のIT革命と言うのだな。仮想でなく、実態の社会を画期的に便利にするっていうこと。これをITで実現することこそ、価値があるだろう。それには技術者側の才能だけじゃなくて、仕組みを変える、規制を解く、といった、現実に横たわる難題を打ち抜く力を持った人間が必要だろう。

おっと、しかも今回はフェスとUBERは提携もしていて、会場に行く時、あるプロモコードをアプリに入力すると、利用料金の最初の$20までが無料!になるキャンペーンもやっていた。後日、プロモコードを入れたはずだったのに無料になっていなかったので問い合わせると、僕が今回UBERの初めての利用だったことを考慮して、後から$20分を返金してくれた。何でプロモコードが適用されなかったのかは、結局分からなかったけど。

今回は11.08マイル(17.8km)、21分24秒の乗車で、合計$20.47。で、後から$20返金してもらったので、

な、なんと$0.47!!

なんでそんなに細かく覚えているのかというと、、、

UBERのウェブサイトにログインすると、自分の乗車記録(日時、場所、乗車距離、乗車時間、料金、乗車記録の地図、ドライバーの名前と写真)が、全部いつでも後で確認できるから。

スゴすぎる!!

ここに「落し物を見つける」というボタンもあるので、万一やってしまってもフォローしてもらえる。

 

今回、ライバルの「Lyft」は使えなかった。理由はアプリに日本の携帯番号が登録できなかったから。まだアメリカに限定されたサービスだからだろう。いつか機会があったら、こちらも利用してみたい。

Lyft
https://www.lyft.com/

go green、アメリカへ行く(その9)〜 今夜のお宿とRocky Raccoon 〜

朝、昼と食事のダブルパンチを食らったし、かなり歩いて思いのほか時差の疲れも感じてきたので、そろそろ街歩きは切り上げてAustin Visitor Centerに戻り、預かってもらっていた荷物を受け取る。ちなみに、預ける時も返してもらう時も、担当は売店キャッシャーも兼ねている同じお姉さんで、明るくて笑顔の素敵な感じの良い人だった。

さて、再び荷物を転がしながら早朝にチェックした今夜泊まるホテルへと戻る。チェックインの午後3時は過ぎていたので、もう入れるだろう。

朝と同じように道路に面した2ヶ所の小さいガラス扉のドアから入ろうとするも、やっぱり開かない。

さすがにヘンだと思い、この建物を一周してみることにすると…、

あら、入口のロビーが裏側にある!!

現場レイアウトはこんな感じ。


入口周りは大きなパーキングになっている。

そっちがメインエントランスなのかよ!!

普通、道路に面している方にエントランスってあるんじゃないのかい。

しかし「普通」という常識が覆されるのも、海外へ行く価値である。

そのホテルを利用するのは車で来る客が大半だから駐車場を広く取っているのだ、という理屈からしたら、入口が駐車場側を向いているのはむしろ合理的だ。

はーぁ、きっとそういうことなんだろう。

半分解せないままエントランスへ。

ブレイズがバッチリ決まったヘアスタイルの黒人女性が迎えてくれた。

「今日はどうでしたか?」って言うから、

「早く着き過ぎたー。Austin Visitor Centerで荷物預けて1日街を歩いて回ったよ」って言うと、

「早く着き過ぎた」の部分をちょっと不思議がっている様子。

本当はそこで、朝ここに着いて入口が見つからなかったこと、もし入口をその時見つけていたら荷物をチェックインまで預かってもらえたのか、笑いを取りながら確かめたいところだったけど、けっこうくたびれていたのであきらめ、普通にチェックイン。そこを上手く説明するのは、僕レベルの英語ではパワーいるんすよ…。

部屋に入って一息。ここは最近、部屋の改装工事が終わったばかりとの情報を得ていたけれど、確かにお値段にしてはなかなか素敵な感じ。いいじゃーん。独り寝にはもったいないですか?あぁそうですか。


今回の全荷物はこれ(再掲)


飛行機で預けていた左下の迷彩キャリーバッグを開くと、中にこんな紙が。


これはつまり移動の途中で、

「TSAがチェックのためロックを解錠して、あなたの荷物の中身を調べました」

っていうお知らせですな。

バッグの迷彩柄が怪しかったのか、僕の風貌が怪しかったのか分かりませんが、海外旅行らしからぬテントや折りたたみチェアなんかは入っているものの、おかしなものは持ち込んでいないので構いませんが。

中身の物のそれぞれの位置も変わっていなかったので、たぶん開けてちょっと手でも突っこんだくらいでしょう。

もしかして逆にTSA対応の鍵を掛けているから、開ける対象に選ばれたのかな?

 

疲れたので速攻で風呂に入る。お湯も普通に出るのを確認してから、バスタブに溜めてプハー。

風呂上がりに今夜のプランを考えるが、近所にある大きなスーパーの情報をウェブで見ていたので、そこへ。

Whole Foods Market
http://www.wholefoodsmarket.com
Lamar Store
525 N Lamar Blvd. Austin, TX 78703

 


ここが素晴らしかった。デカい。食品が新鮮。総菜売り場だけでもバラエティーの豊かさに迷ってしまうほど。ビールやワインも世界中のあらゆるブランドが揃っている。この店に向かう道の途中には賑わい始めているバーもいくつかあったけど、ここで好きなお惣菜と飲み物を買ってホテルでゆっくりしようということに決定。

後から知ったが、このスーパーはオースティンが発祥で、今はカナダ、イギリスにも出店しているとか。オススメです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ホールフーズ・マーケット

んで、いろいろ見て回った挙げ句、最終的に落ち着いたのはこれ。


あれっ、日本じゃん(笑)

そう、枝豆にキリン一番搾り。買えるんですよ。普通に。枝豆は”Edamame”でなく”Boiled Soybeans”って書いてあった気がするけど、日本のスーパーの総菜で売っているものと全く遜色無いレベル。アメリカの食べ物の重さと大味さの洗礼を初日に浴びた僕としては、一服するに値する安らぎの味でした。

本当はこの夜、6th Streetに繰り出してバーをハシゴしたり、フェスの前夜祭イベントに顔を出そうかなと思っていたのだが、あまりに安らげたので翌日からの体力温存も考えてそのままホテルでくつろぐことに。

スマホやバッテリーを充電しながら気がつくと一番搾りは完食、いや完飲。

 


部屋のデスクの引き出しの中には、海外のホテルでは定番だが、聖書が入っていた。

しかもここはアメリカということで、初めてGideonの聖書を見た。

これで長年の謎だったビートルズの「Rocky Raccoon」の歌詞に出てくる、

「Only To Find Gideon’s Bible〜」

のくだりの本当の意味や雰囲気が初めてわかった気がした。

 

イギリス人であるポールがこの歌で設定している歌詞の世界は、アメリカはダコタのどこかの田舎町。

わざとそれっぽいアメリカンアクセントで歌い出しているわけで、そのアメリカンな世界を象徴するツールとして、アメリカでホテルの部屋の引き出しを開けると必ず入っている、このGideon’s Bibleを引き合いに出したに違いないのだ。

 


The Beatles – Rocky Racoon
https://youtu.be/_k8W4LE2xts

https://youtu.be/_k8W4LE2xts

go green、アメリカへ行く(その8)〜 オースティンを歩き倒してみた(2) 〜

午後になって、重かった朝のクレープも少しこなれてきたところでそろそろ昼ごはん。

やっぱりテキサスに来たからには「肉」は行っておかないと、っていう先入観で出発前にチェックしていたフードトラックBBQの「la Barbecue」へ。

la Barbecue
http://www.labarbecue.com/

ここはオースティンに数あるバーベキューの店の中でも、ネットの口コミでかなり評判が高くて気になった店。yelpでも高評価を叩き出しております(http://www.yelp.com/biz/la-barbecue-austin-3)。

ランチのみ(営業時間11am-Sold Outまで)、屋外(テント屋根のテーブル席あり)に停めた改造トレーラーの屋台に、週末などは1〜2時間待ちの行列も当たり前っていう話だったので、あんまり並ぶなら他に行こうくらいの気持ちで探したら、あった。

ちょっと寂れた住宅街の一角にある広場、木曜日、午後2時は回っていたかな。この日、天気も曇ったり、時々雨降ったりとイマイチだったこともあってか、行列はほとんどない。

 


さっそくBrisketという定番らしい肉とポテトサラダ、水、Frostie Root Beerを注文。Brisketは注文単位がlb (pound)なので、1lb注文。カウンターのお兄さんはかなりのイケメンで対応も爽やか。注文前に一口味見させてくれる。

う、旨い!

「東京から今朝着いたんだけど、ネットの評判が良かったから来てみたよ」

と言うと、ご機嫌な笑顔

「東京から!? ありがとう!」みたいな事を言いながら肉を切り分けてくれた。

で、出てきたのがこれ。パンはサービス。


肉のアップ。


どうも写真だと旨そうに見えない(笑)

実際は柔らかくホロホロ崩れる感じ、ジューシーでかなり旨かったです。

しかし、食べ始めて5分…。

何だかもう飽きてきた。
っていうか、朝のクレープがまだ残っているのか、もう入らない。

なんだろう。この重さは…。

後から調べると、

1lbって、453.6g

じゃないか。

そりゃなかなか減らないはず。

これが食べる量の基準って、アメリカ人どれだけ胃がデカいんだよ!!

という訳で、途中でギブでした。もう少し体調良くて空腹の状態だったらなぁ。

Brisket 1lbで$20だったので、気軽に外で食べる料理にしては高い。しかし人気があるだけの味ではあった。

知らずになんとなく買ったFrostie Root Beerは甘いジュースみたいな味で、僕には全然ムリ。そのうちハチが1匹、甘さに惹かれて飛んで来て、ビンの口から中へ滑り落ちて溺れていた。

go green、アメリカへ行く(その7)〜 オースティンを歩き倒してみた(1) 〜

朝9時のオープン時間が来たので、さっそくAustin Visitor Centerへ向かい、街の地図、観光ツアーや街情報のフリーペーパーなどを紹介してもらう。荷物は1個$5で預かってくれた。午後4時くらいまでに取りに来てね、とのこと。ギターと迷彩キャリーバッグを預け、やっと身軽になって街へ。

Austin Visitor Center
http://www.austintexas.org/visit/plan-your-trip/visitors-center/


Red River Street周辺。6th Streetから少し北に外れたエリアで、おもしろそうなバンドのライブ企画をやるバーやクラブが固まっている。東京だと下北沢あたりの雰囲気かな。


その中の1つ、Mohawk

Mohawk
http://mohawkaustin.com/

外の壁に貼ってあったイベントのポスターがこれ。
インディーバンドの一度のライブイベントで、このクオリティーの手描きデザイン。素晴らしい!

サイケバンド周辺では、最近またこういう手描きデザインのイベントポスターがキテると思う。
音楽が熱い場所は、アートもまた熱くなるものだ。
バンドライブが盛んなオーストラリアのメルボルンでも、こういう感じではないでしょうか。

こういう絵を音楽への熱意で描ける人、東京にいませんか?
あ、ネットがあるんだから東京じゃなくても、日本の外でも全然大丈夫ですね。
描きたいって人、ぜひ連絡下さい!


お国変われば公共物のデザインも変わる。ってことで、これは歩行者用信号。


パーキングメーター。


テキサス州は1836〜1845年までテキサス共和国として独立していた時代があり、その名残りで現在も星条旗の横にはテキサス州旗(元テキサス共和国旗)が掲揚されている。公共の建物に1つ星のマークもよく見かけた。住民の州への愛着や誇りも、きっと強いのだろう。


テキサス州会議事堂。


アメリカ映画やドラマなんかによく出てくる、例のバス。


街の北方面にあるテキサス大学オースティン校 (University of Texas at Austin)。
地元ではUTと。ユニクロTじゃなくて(笑)

広いキャンパスには学生がたくさん歩いていた。お昼どきだったにしても、午前中の街が閑散としていたのに比べてここの賑わいは活気に満ちていた。中にはオシャレで垢抜けた学生さんもチラホラ。

キャンパスのメインビルディング、UTタワー。


よく見ると言葉が刻み込まれている。

“YE SHALL KNOW THE TRUTH AND THE TRUTH SHALL MAKE YOU FREE”

深い。


オースティンは平らな街と思いきや、こんな高低差のあるエリアも。


駐車場。坂に沿ってこんな建物作るかね(笑)



go green、アメリカへ行く(その3)〜 下準備もろもろ(グッズ編) 〜

【サバイバルグッズ】

フェス会場とキャンプサイトは牧場の牧草地ということで、キャンプするとは言ってもさほど過酷な環境ではない。とは言え、キャンプで寝泊まりする以上、ある程度の備えは大事ですよね。

僕はキャンプ自体は本当に久しぶりですが、小学生の頃は夏休みに家族で車にテントを積んで東京から九州までキャンプしながら旅行した経験もあって、そういう子供時代の体験っていうものは、何十年経っても忘れないものなんですよね。だから必要なものだけ揃えば、あとはどうにでもなるっていう、妙な自信みたいなものはあるんです。

むしろ遠い昔に忘れ去っていた野生の勘みたいなものを取り戻せるような、ワクワク感に満ちた気持ちになります。

しかも、行き先が行ったことのない外国なだけに、これはなおさらですね。

以下、今回の旅に合わせて用意したり購入したりしたものを紹介します。もし気になるものがあったらAmazonのリンクも貼ったので、そちらで詳細などチェックして下さい。

 

【住まい関係】

今回、テントとフライシート、グランドシートのセットは実家から拝借、さらに何とその子供時代のキャンプで使ったゴム製エアマットも復活。

グリーン×オレンジのカラーリングとゴムの質感が何とも懐かしく、しかも後に実際使った場で再び大変役に立つことになるのです。

ゴム製エアマット(藤倉ゴム製)。息で空気を入れて膨らますと、このサイズが…、


こうなります。フカフカ。多少デコボコした土地でも問題なし。マウスでサイズ感伝わるかな(笑)
相当古いものなので、現在は入手不可と思われます。


なにしろ飛行機での移動なので、荷物は極力減らしたい。シュラフ(寝袋)も持って行くか迷いましたが、今はネットで現地の天気予報も簡単にチェックできる時代。5月のオースティンは1日の平均気温が下で19℃、上で30℃程度だったので持って行くのはやめました。

代わりにシュラフの内側に入れる薄い生地でできた「インナーシュラフ」なるもの(ロゴス(LOGOS) 寝袋 シルキーインナーシュラフ(ブルー) 72600320)を発見。こんなもの昔は無かったなぁとつぶやきながら、暑いテントの寝床で1枚あれば役に立つかもと購入。

それと、敷いても掛けてもいいようなインド綿のマルチカバーを1枚、さらに、シュラフを外して空いたスペースに収まるミニサイズの折りたたみチェア(キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) パレット コンパクトチェアミニ ライトグリーン M-3917)を購入。

 

こういう薄い、小さい、しかも機能的なものを買うことで、なかなかぜいたくなキャンプになりそうで、ひとり気分が上がる僕なのであった(笑)



 

【小物関係】

キャンプと言えば昔は飯ごう炊飯、今はBBQでしょうが、今回の場所は火の扱いは一切厳禁、食べ物は基本的に売店でっていうルールだったので、調理器具系は持ち込みませんでした。

その代わり、小物関係でまず何より大事だったのは…、

「牧草地での3日間、どうやってスマホの電源を確保するか」

でした。

Wifiが無いのは当たり前にしても、写真撮ったり、その後の旅行に必要な情報もスマホに入っているので、これは一番のポイントです。

前に乾電池式のチャージャーを持って旅行に行ったものの充電のパワー不足にちょっと困ったので、今回はネットで探したところ、リチウムイオン電池式のモバイルバッテリーを発見。いろいろ見比べて、
Amazonで人気だったこのバッテリーを買いました( cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー)。

フル充電8時間位で、僕の古いiPhone4sが3〜4回フルチャージできました。本体もコンパクトでちょうどいいサイズ。いくら強力でも、デカい重いでは旅行用の意味ありませんからね。その点、とても納得のサイズと品質でお値段もそこそこ。最近めっきりバッテリーの減りが早くなった僕のiPhoneにとって、強力な助っ人となってくれました。

 

タオルも意外とかさばるんだよな〜、と思い、ついその薄さ/コンパクトさに惹かれて買ってしまったのがこちら( (モンベル)mont-bell マイクロタオル フェイス 1124395 SURF サーフ F )。

マイクロファイバー製で、いわゆる「メガネ拭きのちょっと厚いの」な質感は否めませんが、車のボンネットを拭く用みたいなゴワゴワ感はなく、肌触りはソフト。折りたたんでケースに入れた姿が手のひらサイズで実にかわいい。


吸水力抜群とのことだが、今回はそれほど出番がなく、真の実力は次回以降に期待です。

そして、一応念のためにワイヤーロック( ハンディーワイヤーロック 暗証式 【盗難!置き引き防止に】(色はお任せ) 日本語解説付き )と、テント入口用兼飛行機預け荷物用のTSAロック。

みんなある程度の金額を払ってキャンプサイトに入っているわけだし、何より音楽を楽しむ場なので、盗人の警戒なんかするのはヤボすぎると思いつつ、一人旅だし、つまらんものでも盗まれたら気分悪いので、その辺の気分の保険として購入。

まぁ実際のところ、わざわざ昼間に誰もいないテントに侵入して物を盗むアホがいるわけもなく、ここは杞憂に終わって良かった。周りでテントに鍵かけてる人もいなかったです。

 

その他、ダイソーとキャンドゥで集めた100均グッズの数々。今回天気予報で毎日雷雨の予想が出ていたので、雨対策にいろいろ役立つものがありました。

・携帯用ポンチョ
・長さ5cm程のミニLED懐中電灯
・スマホ用防水ケース(透明な袋に入れる→雨に濡れても上から操作できる)
・旅行用枕(空気で膨らますタイプ。飛行機でなくテントで使用)
・衣類圧縮袋(大、小。丸めて空気を逃がすタイプ)
・折りたたみ水筒(空だとクルクル丸められるやつ)
・携帯用除菌ウェットティッシュ

どれも使いましたが、特に一番役に立ったのはミニLED懐中電灯でしたね。雨上がりのフィールドはあちこち泥のぬかるみだらけ。これが夜になると照明の当たらない足下だと全く見えない。

キャンプサイトでもメイン道路は照明があるけど、そこから自分のテントまでの足下が真っ暗。

キーホルダーにつけておいて、パンツのポケットからいつでも手に取れるようにしておいたのが大変役に立ちました。よく登山の人が使う、頭につけるタイプのライトをつけてる人もいましたが、それよりこっちの方が簡単で安くて便利です。


スマホ用防水ケースはフェス会場で小雨の中いじっていたら、横に立っていたお兄さんに「それ、どこで買ったん?」と聞かれました。

オレ日本から来たので…、と言ったところで「あー」と納得されました。100均の説明まではしませんでしたが。まさか100円グッズとは思わなかったでしょう、きっと。

 

そんなこんなで、今回の荷物を全部合わせてパッキングしたのがこちら。


なかなかのコンパクトさでしょ。

左の迷彩キャリーバッグにほとんどのグッズが入っています。

そして、右の黒いのはギターです。

そう、ギター持参で行ってきました!(アホ)

このギターは前から持っているもので、何とネックが縦に折れるタイプのフルサイズのアコギ。

Voyage-air Guitarというアメリカのブランドのものです。

ギリで機内持ち込みサイズをクリアするので、背中に担いで飛行機に乗り込み、

座席上の収納棚に入れることのできるスゴいヤツです。



go green、アメリカへ行く(その2)〜 下準備もろもろ(チケット編) 〜

旅行って、出発するまでにいろいろ段取りしたり、買い物したりっていう「下準備」が一番楽しかったりするんですよねー。今回もまさにそのパターンでした。その一部をご紹介します。
 

【フェスのチケットを買う】

LEVITAIONのウェブサイト(英語のみ)を見てもらえば分かりますが、これが非常によくオーガナイズされているサイトで、イベントの詳細はほぼここでわかります。チケットはここで直接購入しました。

買う時期で割引などあるようですが、僕が買った2015年3月中旬の時点で、3日間の通しチケット(Weekend Pass)が$165.00、これに発券手数料とSales Tax(テキサス州は8.25%)が$22.06加わって、合計$187.06。3日間の通し券ですよ!フジロックと比べて下さいよ。

会場に隣接してWeekend Pass購入者のみが利用できるキャンプサイトがあって、このチケット(Camping Pass)も購入。Camping Passは$75.00、手数料Taxが$11.72、合計$86.72。

両方合わせて$273.78でした。1ドル120円、実際引き落しに使ったクレジットカードが手数料込みで123円台のレートだったので、大体1日11,000円くらいで祭典と寝床を確保した計算です。

その他、フェス1日券が$65、VIP的なエリアを楽しめるDeluxe Upgradeが$100。キャンプサイトでは車で来る人の駐車券が別売りのほか、キャンピングカー専用のチケット、さらには手ぶらでキャンプオッケーのベッド付き高級テント宿泊コース$200〜$300なんていうものもあって、チケットのバラエティの豊富さにびっくり。

要は「お金がある人にはアップグレードコースも用意していますよ」という選択肢を用意してあって、この辺は上手いなーと思いました。僕はもちろん買いませんでしたけど。

チケットは全てオンラインで購入/決済完了。フェスの1週間前の週にメールでバーコード入りのチケットがPDFファイル添付で届く。それをプリントアウトして持参するか、PDFファイルごとスマホに保存して現場入口でその画面を提示すると、パスのリストバンドを発行して腕に巻いてくれるっていう段取り。すべてウェブサイトに書かれていた通りの手順で、実際何の問題もありませんでした。とってもスマート。

 

【ESTAの申請】

アメリカに初めて旅行で入国する際に、前もってやっておかなければならない必要な手続きがESTAの申請です。アメリカ大使館のサイトからオンラインでウェブ申請できます。

日本語のページなので問題は特にありませんが、パスポート情報に始まり、職業、滞在先など、けっこう入力する項目がたくさんあって時間がかかるので、早めに済ませた方が無難だと思いましたね。

料金は一律$14.00。支払いはクレジットカードかデビットカードのみです。これで一度承認をもらうと2年間有効だそうです。

米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-esta2008.html

 

【フライトチケット】

今回、飛行機はすべてユナイテッド航空での移動でした。ネットで調べてたまたま一番安かったからです。羽田からサンフランシスコで乗継ぎしてオースティンというスケジュールでした。

実際の飛行時間は、羽田〜サンフランシスコ間が約9時間、サンフランシスコ〜オースティン間が約3時間半。

今回初めてのアメリカということで、入国審査に何か手間取って乗継ぎに遅れないようにとのチケットを取った旅行会社の配慮(?)で、サンフランシスコでの乗継ぎ時間が5時間半ありまして、全部足すと…待ち時間も入れて18時間!って(汗)

結局終わってみれば、サンフランシスコへは時間通り到着、一旦荷物を受け取ってからの入国審査も特に問題なく済んだので、もうひとつ手前の乗継ぎ便でも良かったんですけど、まぁ海外の旅は何が起こるかわからないものなので、余裕持って移動できて良かったです(ちなみに僕はそれほど海外へ行っていない割に、過去に飛行機の遅延による経由地での宿泊が2回、ロストバゲッジの経験も1回あります)。

そんなこんなで、フェス前日に到着する予定で、5/7の深夜1時に羽田を飛び立ち、サンフランシスコに現地時間5/6の6:15pm着、サンフランシスコを11:55pmに出てオースティンに翌5/7 5:33am着という、日付を行ったり来たりするフライトで行ってきました。

 


San Francisco International Airport. Killing time for connecting flight to Austin!

 

【ホテルの予約】

今回、フェスの3日間はキャンプするので関係無かったですが、1日前に到着して翌日に備えたかったため、1泊だけオースティンで宿泊先を探しました。

ネットでいろいろ調べてみましたが、ホテルはどこも値段が高い(円安だし)! 一人旅でホテルに大金はたくほどバカバカしいことはないと思っているので、安いところを見ると中心街から外れたモーテルばかり。

最近のホテル探しのウェブサイトには必ず実際に泊まった人の評判が載っていますが、そうしたモーテルの評判が、これまたどこもかしこも悪い悪い(笑)。たぶんアメリカ人はこういうコメントや評価に辛口な傾向があるかなーとも思いますが、それにしても辛口コメントの連続を見てると、さすがに泊まる気も失せてきます。

そこでギリギリまで検討していたのがAirbnbでした。知っている人も多いと思いますが、これはホテルでなく一般の地元の人が、空いている自宅の部屋やベッドを低価格で提供して、これをネットで簡単に予約や支払いができるようにした仕組みです。街の中心近くで部屋(というか居間のソファーベッド。Futonと書いてあった)が¥5,600程度であるのを見つけて予約する直前まで行ったのですが、ちょうど今日予約するぞっていう日にその部屋がサイトから消えてしまい、あきらめました。後日また掲載されていたので、きっと何かの都合だったのでしょう。

安いけどプライバシーはさほど無い。代わりに、ホストが親切だったら地元の情報も教えてもらって初めての街を楽しみやすい、といったメリットはあると思います。次回どこかに行く時は、また選択肢のひとつに考えたいです。

それで最終的に使ったのは、ネットで見つけたHotwireというサイト。ここの特徴は、地図上で指定されたある範囲のエリアのホテルにかなりのディスカウント価格で泊まれる、ただし実際そのエリアのどのホテルになるのかは予約を確定して初めて分かるというシステム。

歩いて帰れるエリアが良かったのでダウンタウンで指定してみたら、1泊$61のオファーを見つけたので速攻で予約。税/サービス料込みで$77.05。定価の半額以下でした。

まぁホテルの定価っていうものも実際あるのか無いのかよくわかりませんが、何となくお得感はありますね。お客は安く泊まれるし、ホテル側もホテル単独でなくエリア内の複数のホテルで空き部屋を融通し合えるっていうような仕組みではないでしょうか。キャンセルできないなど制限はあるけど、ホテルの設備は予約前に大体分かるし、なかなかいいシステムだなと思いました。今回、価格でExpedia、Hotels.com、Booking.comあたりを完全に圧倒してたし、全然オッケー。

Hotwire
http://www.hotwire.com