最後にgo greenという名前を振り返る

 

思い起こせば、
「go green」という名前をつけてバンド活動を最初に始めたのは1995年12月。

 

グリーンが僕の一番好きな色だったこと、
濁音が入ってると記憶に残りやすいこと、

 

それだけの理由でつけたこの名前が、
時代とともにさまざまな勘違いをされた。
そんなエピソードを紹介します。

 

当初、go greenと聞いて英語ネイティブの人がまず思うのは、

「気分が悪い、吐きそう🤢」

とのことでした。

あちらでは気分悪いのをグリーンで表すんですね。「そりゃ悪くない」と思いました。

ところが、2000年代半ばにアル・ゴアが出てくると、go greenはたちまち

「エコ、環境保護🌲」

を表す言葉に。

その豹変ぶりに驚いているうちに、今度は

「過激なビーガン」

が使うキーワードに。

当時はMyspaceのコメント欄に

「今度の日曜日、地元のKFC🍗へ抗議デモぶっ放しに行くから集まれ!」

っていう、全然知らないアメリカのどこかの町の女性が英語で書き込んできたりなんかしたものです。行けねーっつうの。

その後、バンドの情報共有手段がMyspaceからsyncl(廃止)、さらにFacebookページへと代わり、

しばらくすると、何の宣伝もしていないのに急にページへの「いいね!」がバンバン増え続ける謎の現象が発生。

よくよく見ると、ほとんどが東南アジアの小学生〜中学生くらいの年代。

なんでかなーと理由を探っていくと、インドネシアで大人気の少年アイドルグループが出した新曲のタイトルが「go green」だった。

そのグループのメンバーの1人の子が、ウチのページに「いいね!」したことをきっかけに、ファンの子たちが、勘違いしてどんどん「いいね!」しまくっていたのでした。

変な日本のおっさんの曲や写真の投稿ばかり出てきて、向こうもさぞかし驚いたことでしょう。その割にはあまり「いいね!」が取り消される感じも無かったのはなぜだか分かりません。

 

そんな数々のエピソードを持つgo greenでしたが、今でもアル・ゴア以降の流れは続き、Googleでバンド名を検索しても環境保護系に占められて全く歯が立ちません。

それでもなかなか楽しい名前だったなと思います。

サブスクが出てくるずっと前から、このように日本よりも海外でプチっと話題になってくれたのも、この名前だったからこそです。

一方、本来のバンド(ほぼ一人でしたが)、曲を好きになって、ライブに来てくれたり、応援してくれた皆さんには感謝しかありません。

 

今までどうもありがとう。
もしよければこれからも。

Kenji

 

From Apple To Pepper (1st album)

https://linkk.la/from_apple_to_pepper

 

Floating On The Edger (2nd album)

https://linkk.la/floating_on_the_edge

 

Singles

無限ループで逆行

https://linkco.re/D1B1nMR7

 

僕が壊れてく寸前のように

https://linkco.re/sM2Z1C7s

 

 

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